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Hallo!ドイツのお城大好きAnn(@Ann01110628)です(=゚ω゚)ノ
Ann
またまたメルヘンチックで大好きなお城を見つけちゃいましたので、ご紹介します 💡
名前は『Schloss Lichtenstein』(リヒテンシュタイン城)。
南ドイツ・シュツットガルトから南に約40kmちょっとの場所にあるロイトリンゲン。ここからさらに南に10kmの小さな町ホナウにあるお城です。
『ルパン三世カリオストロの城』のモデルのひとつとも言われていますし、ドイツのテレビ映画『眠れる森の美女』(Dornröschen/2009年)の撮影地としても登場しています。
Ann
お城好きにはとてもおすすめなのですが、ここも結構行きづらいので行き方をメインにご紹介したいと思います。
Ann
意外と観光客が少なく、ゆっくり見られるので穴場スポットです。
ぜひ行ってみてください 💡
まぎらわしいですが、国家であるリヒテンシュタイン公国やウィーンのリヒテンシュタイン城とは別ですのでご注意ください。
まるでおとぎ話の世界から飛び出てきたような『リヒテンシュタイン城』(Schloss Lichtenstein)。
その姿から『妖精の城』とも呼ばれているなんとも可愛らしいお城です。ドイツでもメルヘンなお城とお墨付きをもらっています。
それもそのはず、このお城はヴュルテンベルク公ヴィルヘルム・ウーラッハが、19世紀に発行された騎士物語に憧れ、その世界感を再現して1837年に建造されたものなんです 😯
Ann
さて歴史好きの私はちょっとお城の歴史を調べてみました 😉
12世紀に現在のお城から少し離れた場所に建造された『Burg Alt-Lichtenstein』が現在のリヒテンシュタイン城の前身。
その後、お城は破壊と再建を繰り返し、位置を変え、最後に戦火で荒廃したあとには現在の場所に狩猟用の館が建てられたのみだったそうです。
そして19世紀、中世の歴史にとても興味をもっていたヴュルテンベルク伯爵は、ドイツ人作家ヴィルヘルム・ハウフの小説に触発されこの狩猟用の館を購入。
建築家ハイデロフの力を借り、憧れの中世の騎士の城を生み出しました。
これが現在のリヒテンシュタイン城。
お城は現在でも伯爵の子孫が代々所有しています。
城の内部はガイドツアーでの観光が可能です(写真撮影は不可)。
通常のガイドツアーは約30分。
地上階と1階をまわり、武器庫や礼拝堂、お酒を飲む部屋、きらびやかな内装や絵画が多く飾られた部屋などが見られます。
また、1998年には伯爵の豪華なプライベートルームである3・4階の大規模な改修工事が行われ、こちらは現在特別なガイドツアーでのみ見ることができるそうです(第一日曜日のみ)。
また、お城の中庭のみの見学も可能です。
Ann
なお、お城は素晴らしい自然に囲まれた標高817メートルの岩山に建てられており、春夏秋冬の景観も楽しめます。
お城のふもとホナウ(Honau)の街もばっちり見れますよ 😉
公式サイト・住所・地図
営業時間・入場料・コロナ禍の観光注意点
- 1月・2月/お休み
- 3月/10:00~16:00
- 4月~10月/9:00~17:30
- 11月・12月/10:00~16:00
- 12月24~26日/お休み
- 【お城の中庭のみ見学】おとな4,00€/学生など3,00€/こども2,00€
- 【中庭+ガイドツアー(30分)】おとな12,00€/学生など10,00€/こども6,00€
【中園+特別ガイドツアー(60分)】おとな16€/こども7€※2021年に続き2022年も設定なし
- バス【1】
バス停『Honau』(ホナウ)から徒歩約30~40分(山道) - バス【2】※2020年5月1日~10月17日の日・祝日のみ
バス停『Schloss Lichtenstein』(シュロス リヒテンシュタイン)からすぐ
※バス停『Schloss Lichtenstein Aufberg』からだと徒歩約25分かかるので降り間違えないように - 車・タクシー
お城の駐車場からすぐ
※タクシー料金の目安:『Reutlingen hbf』(ロイトリンゲン ハウプトバンホーフ=中央駅)から約20km・約50,00€
お城の駐車場からはお城までは徒歩ですぐ。日曜日・祝日運行のバス停もここにあります。
雨や雪が積もっているなど、天気の笑う位場合は①のホナウから山道をのぼって行くのは危険なのでおすすめしません。
その場合は『行き方②③』を選択した方が良いと思います。
シュツットガルトからの行き方
『ロイトリンゲン中央駅』(Reutlingen Hbf)へむかいます。
バス番号は260、400 、7606など。
ドイツ鉄道の公式サイトやアプリで乗換案内を確認してください。
普通に買うと片道14€以上するので『メトロポールチケット』(MetropolTicket)がお得
※ただ平日は9時以降から利用可/そのほか後述します
『ロイトリンゲン中央駅』(Reutlingen Hbf)へむかいます。
バス番号7635でお城の停留所までむかいます。
ドイツ鉄道の公式サイトやアプリで乗換案内を確認してください。
徒歩すぐです 👟
バス①に同じ
シュツットガルトやBW州から行く場合
- 『MetropolTagesTicket』2等@21€(一人追加@6€で5名まで利用可能)
- 『Baden-Württemberg-Ticket』(州チケット)/2等 @24€(一人追加@6€で5名まで利用可能)
『MetropolTagesTicket』(メトロポールチケット)はシュツットガルトを中心に9つの地域の運輸連合を利用できる一日券です。
適用(利用可能)範囲はNaldのサイトが地図で見やすいと思います。
『Baden-Württemberg-Ticket』(州チケット)はバーデン・ヴュルテンベルク州の乗り放題チケットです。
シュツットガルトから行く場合はメトロポールや州チケットがお得ですよ 💡
券売機やオンライン(ドイツ鉄道公式サイト/MetropolTagesTicket、Baden-Württemberg-Ticket)、スマホアプリで購入可能です。※窓口だと追加2€かかります。
- 平日は朝9時~翌3時、土日祝日は0時~翌3時で利用可能
- 切符は1枚なのでグループの場合同一行程が必要
- 州チケットは夜18時以降のナイトチケットがあるので間違わないように
- 1等車もあり。値段は公式サイトで確認
- ICEやICなど特急列車の利用は不可
BW州以外からの行く場合①ジャーマンレイルパスを使う
Tagesticket(一人用一日券)/@6,40€
※ロイトリンゲンからのバス代が片道@3,60€なので、一日券の方が安い
グループ用の一日券は16,50€なので3人以上ならグループ用がお得
- ひとり用一日券は購入時~29:00(翌日朝5時)まで利用可能
- グループ用一日券は平日は8:30~、週末は購入時~29:00(翌日朝5時)まで利用可能。切符は1枚なので同一行程が必要
特急ICEやICも乗り放題のジャーマンレイルパスなどロイトリンゲン中央駅までの切符を持っている場合、必要なのは駅からの往復のバス代です(ジャーマンレイルパスは路線バスには使えません)。
Naldの券売機やバス乗車時でも購入可能です。
BW州以外からの行く場合②国内乗り放題チケットを使う
【Quer-durchs-Land-Ticket】(国内乗り放題チケット)/2等42€(一人追加@7€で5名まで利用可能)
- 平日は朝9時~翌3時、土日祝日は0時~翌3時で利用可能
- 切符は1枚なのでグループの場合同一行程が必要
- バスや地下鉄・トラムの利用は不可
- ドイツ鉄道DBのICEやICなど特急列車の利用は不可(Sバーン、REなど特急以外は載れます)
ドイツ全国版の乗り放題チケットです。
ただ州チケットと違い、バスや地下鉄・トラムなどは使えません。ドイツ鉄道のみ乗り放題です。
券売機やオンライン(ドイツ鉄道公式サイト/Quer-durchs-Land-Ticket)、スマホアプリで購入可能です。※窓口だと追加2€かかります。
Ann
場合によってはICEなどの安い列車を予約した方が早く安く行けるかもしれませんが、メリットしては時間にしばられずに好きな電車に乗ることができます。
そしてバスには使えないので、さきほどのジャーマンレイルパスに記載したロイトリンゲンからのバス代が必要になります。
バスターミナルは駅前
今回はたいていの人がこの方法で行くであろう、『行き方①ロイトリンゲン中央駅→バス→山道30~40分徒歩→お城』での詳しい行き方を書いていきます 💡
まず、ロイトリンゲン中央駅からバス7606や400などに乗ってバス停『Honau』までGo!
バスステーション(Busbahnhof)はロイトリンゲン中央駅前にあるので、『Bahnhofstr.』(駅前通り)側の出口に出てください。
一応詳しい駅前地図があるのでご参考にどうぞ→(駅前地図PDF)
Ann
私はこのとき『バス7606』に乗車したのですが、長距離バスのような車両で驚きました(笑)。
Ann
降りたいときは天井の『STOP』ボタンを押して運転手に知らせます。
しかしここで問題が。
基本ドイツでは路線バスでアナウンスはあるのですが(または電子掲示板)、このバスはアナウンスがまったくありませんでした(笑)
Ann
私はインターネットを使えたのでGoogleマップなどを見てそろそろと分かったのですが(あと運転手のおじさんにどこ行くか伝えていたので教えてくれました)、観光客にはどこで降りれば良いか分からん…ってなること必然。
ということで、乗車時に運転手さんに『この駅で降りたいので到着したら教えて』と伝えておいた方が良いと思います。
バス停Honauから山道をハイキング
ロイトリンゲン中央駅からバスに乗ること約25分。
山々に囲まれた『Honau』(ホナウ)に到着です。
バス停の隣は四つ星ホテルの『Hotel Restaurant Forellenhof Rössle』があります。
名前にも記載があるとおり、なんと昔から鱒(ます)を養殖しているという面白いホテルでもあり、レストランに定評があるようです。
あとバルコニーからリヒテンシュタイン城が眺められたりできるお部屋もあるのも良いですね。
あまりホナウで泊まることはないと思いますが、もしその機会があるならこのホテルで泊まってもいいと思います。
さて話がそれてしまったので戻ります。
バス停を指定できないので、このホテルを出発地に見立ててお城までのグーグルマップを設定してみました。ご参考ください。
私はほぼこのルートで行きましたが、山道なのでお城までの時間は30~40分は見た方が良いと思います。
わたくし学生時代を一応体育会系で育ってきましたが、まぁまぁ疲れましたw(運動不足は否めない)。
また、山道は一人しか歩けない幅の舗装がそんなにされていない道を歩くこともあるので、必ず歩きやすい靴をはいてきてくださいね。
さてバス停を降り、ホテルとは反対方向に歩いたら、『ハイリゲン通り』(Heiligenstraße)を左に曲がります。
そうするとすぐハイリゲン通りと『アホルン通り』(Ahornweg)に分かれるY字路にあたるので、右側のアホルン通りを進みます。
右側です。右。
ハイリゲン通り(Heiligenstraße)からもお城へ行けるようですが、遠回りになるのでアホルン通り(Ahornweg)へ進みましょう👟
この辺りからは山の崖の上にあるリヒテンシュタイン城が見られます。
さて、ここから山道に入ります。
左に曲がると『schlossstraße』の道になりますが、画像の矢印の方向にこのまままっすぐ!
Ann
ここです。
Ann
ここを通ります。
Ann
どんどん行きましょう。
なんだかトトロでもいそうな森を進んでいくと、視界がだんだん開いていくのでご安心ください。
Ann
こんな感じで標高800メートル以上の場所までどんどんのぼっていきます。
あと、何度か分かれ道がありますが、このように案内看板もあるので迷わないのでご安心ください。
途中、もののけ姫の森みたいな場所もあったり(宮崎駿監督しばり)、
一人が通れるぐらいの幅の道なのに倒木があったり、
両端が草でぼうぼうな道を歩いたり…。
なかなかエキサイトな体験をしながらお城を目指すのでした(笑)
頂上到着~お城のまわりを散策
30~40分、そこまで急ではないといえ山道をのぼっていますからちょっとお疲れ気味。
しかし、だんだんと道が開いてきて現代文化にぶち当たります。
どーん。
そこは今まで歩いてきた道から想像できないほど舗装されている道路が出てくるから笑えますね(笑)。車もあるし。
まぁとりあえずお疲れさまです!これで到着です 😀
Ann
道をすすんで行くと、お城の入り口が見えてきます。
Ann
まぁいきなりラスボスにあうのは野暮なんで、お城の周辺をお散歩します。
矢印の方向にに進んで行きますよ~。
外城の外観も眺めつつ、てくてく。
そうすると眺めの良い小さな展望台みたいな場所に到着。
そこには小説『リヒテンシュタイン』を生み出した作家ヴィルヘルム・ハウフの記念碑があるんですよ~。
時間があれば行ってみてください 😉
お城へ入場
さぁお城への入り口にもどってきました!
いざ入場です 😉
この門をくぐるとすぐ右側に、入場料を支払う窓口があります。
料金については先ほど書いた『入場料』を参考にしてください。(多分現金払いのみだと思います。)
窓口にはお土産やアイスなども販売していました。
私の前には小学生ぐらいの子供たちと引率の先生がいたのですが、すでに子供たちは観光前にお土産を買っていたという…(笑)。
Ann
こちらがお城の中庭です(目線の方向が入り口の門)。
本当に中世の世界にタイムスリップしたような空間でした 😳
Ann
お城の中庭にはお城のほか、礼拝堂(結婚式も可能)、武器庫のような建物もあります。
さてさてこちらがお城への入り口です。
お城へは崖と崖を結ぶ橋を渡って入るのですが、これがまたカッコいいですよね~。
この橋を渡れるのはガイドツアー参加者のみ。ツアーの時間が来るとスタッフさんがカギを持って現れます。
さてだいぶ引っ張った感がありますが、
Ann
と思っている皆様、お待たせしました。
お城の中庭を奥に進んで行くと、見晴らしの良い展望台があり、ここからあの塔とお城の景色が見ることができます 😉
この展望台からの景色も最高です!!
うっと~り。
さて引っ張りに引っ張りましたが、そろそろいきますか…。
Ann
Ann
豊かな緑に囲まれた素晴らしい景観の中で、ほれぼれするほど美しい佇い(たたずまい)を見せてくれたリヒテンシュタイン城。
中世の世界に魅せられた、ヴュルテンベルク伯爵の満足した気持ちが伝わってくるようでした。
あいにくこの日は天気があまりよくなかったのですが(後ろの雲すごい)、運よく何度か晴れ間が出て来たのでラッキー 😳
カシャカシャといろんな角度で写真を撮る私なのでした。
さて、リヒテンシュタイン城は断崖絶壁の崖の上に建てられていることでも有名です。
その姿から2010年アメリカ『TIME』誌によって『世界でもっとも危険な建物トップ10』(★)に選ばれています。
確かにこの崖は標高800メートル以上。落ちれば谷底へ…おだぶつです 😥
Ann
でも本当に素敵なお城。
また、最大の撮影スポットはさきほどの展望台の場所ですが、この塔とお城の真横の写真も素敵ですよ。
周りの木々が入ってとても良い構図でした 😉
帰りのバス停(ホナウ)の場所
さて満足して下山をしたあとは、ロイトリンゲン中央駅へまたバスに乗って戻ります。
復路のバス停は、往路で降りたバス停から少し離れているのでちょっと注意です。
往路のバスの進行方向にずっと進み、橋を渡った先にありますのでご安心ください 💡
帰りはバス400に乗り、そちらは普段の路線バスの車両でした。
お城周辺の飲食店
お城のすぐ近くにはカフェレストランが2つあるので、観光後に休憩やお食事もできます。
1つはホナウから山道をのぼって出てきたところにある『Altes Forsthaus』。
もうひとつはお城の駐車場の近くにある『Schloßschenke Lichtenstein』です。
冬季シーズンは休業または週末のみの営業だったりするので、公式サイトで営業日・時間を事前に確認しておくといいですよ 💡
観光に必要な所有時間
- 中庭のみ→30分~1時間
- ガイドツアー(30分)→1時間~1時間30分
お城到着後の観光時間ですが、お城の敷地自体はコンパクトなので、入場してからの観光はそこまで時間がかからないと思います。
あくまでも人によるのと、ガイドツアーもスタートのタイミング次第、ということを前提に参考にしてください。
以上、『リヒテンシュタイン城への行き方+α』でした。
- お城は超メルヘン!超ドラクエ!
- シュツットガルトから行く場合はメトロポールチケットや州チケットがお得
- 1・2月、クリスマス前後は休業
- 雨や雪の際は山道で行くのは避けた方が良い
少しマイナーではありますが、とても可愛らしい外観のお城なので見る価値はあり!
山道がちょっと大変ですけれど、機会があれば行ってみてください。
シュツットガルトを拠点に今回のリヒテンシュタイン城のほか、ホーエンツォレルン城観光も大変おすすめです 😉
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