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Hallo!鉄道旅が大好きなAnn(@Ann01110628)です(=゚ω゚)ノ
ドイツ旅行でもたいていは鉄道を使っていたりするのですが、今回はその鉄道ネタ。
私の住んでいるNRW(ノルトライン=ヴェストファーレン州)を中心に、その隣接州の主要都市をつなぐ中長距離快速列車の新型車が2018年末から走行を開始しました。
名前は『Rhein-Ruhr-Express』(ライン・ルール・エクスプレス)。
略して『RRX』と呼ばれるこの列車なのですが、ローカル列車なのにすごい快適なのでご紹介したいと思います。
そう、ポイントは快速列車=RE(Regional Express)ということ。現状の快速REがRRXとして生まれ変わります。(REの名前はいまのところそのまま使われています)。
つまりICEやICのような特急料金がいらないのですよ~。ローカル列車なので、普通の切符や定期で乗れちゃう。
なのに新型車両で無料WIFI付きなど設備がよく、かなり快適な旅ができる訳です。
そして車内の空調装置(エアコン)は日本の会社=三菱電機が提供しているとのこと!
Ann
ということでご紹介していきます💡
RRX:NRW州の鉄道インフラ・プロジェクト
このあたりは難しいので簡単に言うと……
ドイツでもっとも人口が多いNRW州のライン・ルール地方の乗客のために、もっと移動がしやすいように機動性や快適性を高めようぜ!
というのがこのRRXに鉄道プロジェクトです。
たとえばケルン~ドルトムント間は需要路線にも関わらずローカルの直通列車はすくなく、常時混んでいることが多いため遅延の原因にもなっています。
これを解消すべく、将来的にはこのルートには15分に1本・1時間で4本の直通列車を走らせる計画がたてられているほか、NRW州の主要都市と近接のヘッセン州&ラインラント=プファルツ州、ニーダーザクセン州をつなぐ路線が計7つできる予定です。
一番早くスタートした路線・RE11がRRXとして2018年12月9日より運行を開始しました。
私はスタートの3日後ぐらいに乗ったのですが、本当に快適でしたよ~。
Ann
RE11(RRX)デュッセルドルフ~カッセル間
走行ルート
Düsseldorf Hbf(デュッセルドルフ中央駅) –
Düsseldorf Flughafen(デュッセルドルフ空港) –
Duisburg Hbf(デュイスブルク中央駅) –
Mülheim (Ruhr) Hbf(ミュルハイム中央駅) –
Essen Hbf(エッセン中央駅) –
Wattenscheid(ヴァッテンシャイト) –
Bochum Hbf(ボーフム中央駅) –
Dortmund Hbf(ドルトムント中央駅) –
Kamen-Methler(カーメン-メトラー) –
Kamen(カーメン) –
Hamm (Westfalen) (ハム)-
Soest(ゾースト) –
Lippstadt(リップシュタット) –
Paderborn Hbf(パーダーボルン中央駅) –
Altenbeken(アルテンベーケン) –
Willebadessen(ウィレバーデッセン) –
Warburg (Westfalen)(ヴァールブルク) –
Hofgeismar(ホーフガイスマー) –
Kassel-Wilhelmshöhe(カッセル=ヴィルヘルムスヘーエ)
ちょっと見づらいですかね……。
こんな感じでRE11のRXXはデュッセルドルフ中央駅~カッセル=ヴィルヘルムスヘーエ駅間を通るルートです。
NRW州とヘッセン州を走るこの列車の走行距離は293km。最高速度は160/kmでこの区間では19駅に停車します。
チケット&タリフ:適用する運輸連合
- デュッセルドルフ~カーメン間=VRR
- ハム~ウィレバーデッセン=Westfalentarif
- ヴァールブルク~カッセル=NVV
ということで特急代金不要の普通のローカル切符でOKです。
もし自分の定期範囲のみで乗車したいという人がいたら、上記でどこまで乗れるか確認してください(もちろんまたいでも切符は買えますよ)。
もし『NRW州内乗り放題チケット』(Schoener Tag Ticket NRW)を持っている場合はデュッセルドルフ~ヴァールブルクまでがNRW州になります。
ジャーマンレイルパスを利用している人は特に区間で気にすることはありません。
時刻表
時期にもよりますが、基本的にはデュッセルドルフ~パーダーボルン間は1時間に1本、デュッセルドルフ~カッセル間は1日6本出てます。
変更となる可能性や、そのほかの短い区間での運行もあるので、詳しい時刻表はこちらで確認してください。
無料WIFIも利用可能!設備がよく快適な車内
いままでのREの赤色のカラーとはうってかわって異なる外観のRRX。
灰色に白いドットがつき、ドアの色はオレンジ色です。
まずドアを注目してもらうと段差がなく、車いすや自転車を持ち込む方も乗りやすくなっています。また、トイレも車いす対応トイレがあります。
さすが新型。車内もモダンなつくりでキレイです 😉
列車は2階建てで座席は合計800席とかなり多く、そのほかのREより座席数はだいぶ多くなっています。
Ann
通常席にはテーブルが付き、席の中間にはコンセント(プラグ受け)もあるので電子機器の充電も可能です。
Ann
そして私が一番テンションが上がったのが無料WIFI(200MBまで)。
使い方もとっても簡単。
自分のデバイス(スマートフォンやパソコン)でWIFIのネットワークに『RRX』を選び、ログインページで『Online gehen』と押し、利用規約を確認後チェックを入れ『kostenlos einloggen』を押せばOKです。
ローカル快速の中・長距離列車でWIFIが使えるなんてなんて素敵な~。
いままでこの地域のローカル快速列車REはWIFIは使えなかったので、RRX様様です 😆
ちなみに特急はICEのみ無料WIFIが使えますが、同じICは使えません。
そのほか列車内の案内掲示板もとても分かりやすいので、次がどの駅なのかわかりやすく、旅行者にも便利だと思います(古いREだと壊れてたりもする)。
そしてなんと車内の空調装置(エアコン)は三菱電機株式会社が担当しています!
これは嬉しいですね~。
2019年6月5日からはRRXの新路線(RE5)がデビュー
Weselヴェセル~Koblenzコブレンツ間
2019年6月5日にRRXの新たな路線がスタートしました。
それがヴェセル~コブレンツ間のRE5です。
この路線はNRW州でもっとも利用客が多い路線のひとつと言われており、日本から直行便が出ているデュッセルドルフ空港のほか、デュッセルドルフ中央駅、ケルン中央駅も走ります。
このRE5の運行は1時間に1本ですが、デュッセルドルフ~ケルン間の移動の際は施設設備の良いRE5に乗ってみたいですね 😀
▼デュッセルドルフ~ケルン間の移動は何がお得?▼
【電車】デュッセルドルフからケルンへの行き方・チケットの買い方
終わりに
以上、NRW州の次世代型ローカル快速列車RRXのご紹介でした!
いまのところの発表ですと、同年12月からRE6(ケルン・ボン空港~ミンデン間)、2020年6月からRE1(アーヘン~ハム間)、同年12月からRE4(アーヘン~ドルトムント間)がRXXとして運行スタートするそうです。
計画通りにならないのがドイツですが、便利になるのはうれしいですね。
それでは(=゚ω゚)ノ
▼ドイツ旅行に欠かせないドイツ鉄道乗り放題パスについて▼
➡ 【保存版】ドイツ鉄道乗り放題!ジャーマンレイルパスの使い方や買い方など購入方法も。何回も使って感じたメリット・デメリットも書いたよ!