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Hallo!ガイドブックに載っていないドイツの素敵な観光名所を広め隊のAnn(@Ann01110628)です(=゚ω゚)ノ
本記事では神秘的な青い泉『Blautopf』(ブラウトップフ)についてご紹介したいと思います。
日本ではあまり知られていないし、ガイドブックにも載っていない(と思っている)ですが、私の今おすすめの観光名所。
ドイツ人の友人に聞いたら「知らない。お母さんや妹さんにも聞いたけど知らないって」と言っていたので、知る人ぞ知るスポットのようです。
ブラウトップフのある街『Blaubeuren』(ブラウボイレン)についても書くので街観光も楽しんでくださいね!
Ulm(ウルム)近郊の町
『Blautopf』(ブラウトップフ)を日本語に訳すと『Blau=青 Topf=鍋、ポット、壺』。
つまり青い鍋…はあまり意味が分からないですね(笑)。
Ann
そんなブラウトップフがある場所は南ドイツの町『Blaubeuren(ブラウボイレン)』。
シュツットガルトを州都にもつバーデン=ヴュルテンベルク州の町です。
ちなちにウルム(Ulm)は世界一高い教会がある街。
しかし、罰当たりなことに昔から教会に立ちションをする人があとを絶たず、腐食が進行。けっこうな深刻な問題になっているという、不名誉なお話があったり。。
あっ、ウルムはあのアインシュタインの出身地でもあります! pic.twitter.com/yS1zFzaKEg— Ann@ドイツ観光🇩🇪タビシタ (@Ann01110628) September 4, 2017
このブラウボイレンは世界一高い大聖堂やアインシュタインの出身地で知られる『ウルム』(Ulm)の近郊にあります。
町の名前=Blaubeurenにも青という意味のBlauが含まれてますね~☺
ウルムからブラウボイレンまでは電車で約10分強。
ウルムはドイツ版新幹線の特急ICEが停まるので、意外とどの場所からも行きやすいと思います。
木組みの家が見られる『ドイツ木組みの家街道』のひとつ
このブラウボイレンの観光で有名なのは青い泉『ブラウトップフ』ですが、ドイツの伝統的な建築物である木組みの家が見られる町でもあるんです。
そう、ドイツの観光街道の一つである『ドイツ木組みの家街道』(Deutsche Fachwerkstraße)にもブラウボイレンは含まれています♪
Ann
ブラウボイレン駅から泉に行くまでに旧市街を通るので、所々に存在する木組みの家を見ながら町を散策できるし、11世紀ごろに設立された修道院があるなど見どころ満載です!
おバカな私は行き方をちゃんと調べず、現地に着いたらGoogleマップを見ればいいかな~と侮っていたら、なぜか駅に到着したらネットが使えずで調べられず!!
Ann
ホームで電車を待っていた人に聞こうとするも、電車が来てしまい「ブラウトップフ?分かるけど…あっごめん電車来ちゃって時間ないからごめんね!」と漫画みたいな展開で聞くことができませんでした(笑)。
ブラウボイレン駅は無人駅。
日曜日でほとんど人がいないし周りに地図もないし…超困りながらとりあえず大通りを歩き始めることに 😥
Ann
実は駅からブラウトップフ&旧市街へ行き方はとても簡単です。
しかし知らないと私にみたいに人に聞くまで心細い思いをするので、詳しい行き方書いておきますね!
Ann
そうなんと、駅の前から出ている道をまっすぐ行けば着くのです(笑)。
駅から旧市街の入り口まではだいたい12分ぐらい。泉までこの地図通りに行けば、約20分ほどで着きます。なのでそこまで遠くありません。
まず、先ほどのスーパーとは反対側の駅舎の裏に出ます。この写真は駅に背を向けている状態です。
目線の方向がカール通り(karlstraße)なので、ここをずーっと真っ直ぐです。本当にずっとまっすぐ!
そうそう横断歩道近くにはちゃんとBlautopfブラウトップフの方向を示す標識がありました。全然気づかなかったけど。(これに気づいたのは帰り。)
この写真だと人がいますが、本当に最初は駅の周りにまったく人がいなく、この道で合ってているかドキドキしながら歩いていました。。。
しかし途中、犬の散歩をしている親切な女性に聞いて「とにかくまっすぐ」という言葉通りに進むことができたのです~。よかったー!!
Ann
歩いている途中、右のほうに崖が見えました。
町は崖に囲まれているんですね~。そしてなぜか崖の上に十字架が。
しばらく進むと町を流れる川に遭遇。
Ann
ではありません。ただの川です。
そしてこのくせもの標識看板に注意!これトラップだから。
確実に『ブラウトップフと修道院が右にあるよ!』って感じだけど、だまされるな!
ここは右じゃなくて、このまま真っ直ぐでOKです👌(写真目線だと左奥ね)。
まっすぐ進んで旧市街に入っていきます。
ここは『福音教会』(Stadtkirche St. Peter und Paul)の前。右に曲がると観光案内所があります。
ブラウトップフへはこのままカール通りをまっすぐ行き(途中でクロスター通りklosterstraßeという名前に変わりますが道は同じ)、突き当ったらブラウトップフ通り(blautopfstraße)を右に曲がってまっすぐ進めば着きます♪
修道院もそこにありますよ。
これが先ほど右に曲がったところにある『観光案内所(ツーリストインフォメーション)』。
私は日曜に訪れましたが、日曜日でも営業していました 😀
そしてこの辺りは町の無料WIFIがとんでいたので、やっとここでネットが使えてネット中毒者の私は歓喜w
そこまで大きくなく、散策しやすいブラウボイレンの旧市街。
少し進むと開けた広場がありますが、可愛らしい街並みですよね。
奥には立地や評判が良いホテル『Hotel-Restaurant Ochsen 』があります。
木組みの建物が可愛いホテルです。
さっきちょっと言いましたが、この辺りから道の名前がカール通りからクロスター通りklosterstraßeになります。
まぁ道の名前を気にする人はあまりいないと思うので、とりあえずまっすぐ進んでください。(写真目線だと右奥に進む)。
旧市街には木組みの家が多く見られます。
いやー本当に可愛くて好きです~ 😉
日曜日でもレストランやカフェが営業しているお店がありましたが、やはり日曜日は少し静か。
でもアイスカフェにはアイスを求めに並んでいる人がいっぱいいました(笑)←ドイツ人はアイスが大好き🍦
カール通り+クロスター通りを駅からずっとまっすぐ進んできましたが、ついに突き当りに遭遇。
角っこには木組みの建物が素敵なホテル兼レストランがあり、ここを右に曲がれば青い泉のブラウトップフと修道院に着きます。
先ほどの道を右に曲がると、泉に向かうまでの『ブラウトップフ通り』(blautopfstraße)があります。
ピザ屋さんやイタリアンレストランがあったのですが、レストランのメニューや看板が可愛いかったです♡
そしてブラウボイレン修道院の入り口は泉の手前、ブラウトップフ通り(blautopfstraße)の右側にあります。
ブラウボイレン修道院は7世紀に建てられていた聖ヨハネ教会のあった場所に、11世紀ごろに設立された修道院。かなり長い歴史がありますね。
ちょっと残念だったのが、尖塔が工事中だったことです。
さてこの修道院。
中には入れるのですが、時間がなかったので断念。
修道院の公式サイトを見るととても美しい祭壇があるようですよ!
しかし修道院の複合施設の敷地内は広く、ゴシック様式や木組みの建築物の保存状態も良いですし、見ごたえがあります。
ブラウボイレンに訪れたのなら泉だけでなく、この修道院も必ず訪れるべきですね。時間をかけて周りたかった…。
中庭の噴水は16世紀に作られたもの。向こう側にある建物も立派です。
途中、町の観光名所を巡る機関車を模した観光車のパノラマツアーが通っていきました🚙🚋
4~10月の金土日のみ運行しているみたいです。運賃は8€。
空中回廊がすっごくカッコいい!!!
そしてその奥にご注目。
この建物は『Badhaus』。読むと…中世に建てられた修道士たちのバスハウス。お風呂の家🛀浴場??で良いかな。
現在は博物館になっているこのBadhausですが、これも木組みの家で可愛い!
当時は木製の樽にお湯を入れてたそうです。
Ann
料金も2.50€と安いので、時間あれば行きたかったです…。
- 開館日:3月末~10月末
- 営業時間:火曜日~金曜日10:00~16:00/土・日曜日10:00~17:00
- 休館日:月曜日
- 入場料金:2.50€(敷地内は無料で散策可能、修道院とのコンボチケット6.50€)
- 住所:Heimatmuseum Klosterhof 11,89143 Blaubeuren(ブラウボイレン修道院の敷地内)
- 公式サイト:Stadt Blaubeuren am Blautopf | Badhaus der Mönche – Heimatmuseum(ドイツ語)
- 営業時間:3月1日~11月1日 10:00~17:00/11月2日~2月28日 月曜日~金曜日14:00~16:00・土日祝日11:00~16:00
- 休み:12月24・25・31日、1月1日
- 入場料金:5.0€(敷地内は無料で散策可能)※他ガイドツアーなどあり
- 住所:Klosterhof 2 89143 Blaubeuren
- 公式サイト:Seminar Blaubeuren
さて、入ってきた修道院の入り口に戻って、再度同じ道に出ます。
そのまま奥に進むと泉はすぐそこです。
ブラウトップフに到着!
街の中心市までは200メートル。駅までは1.5キロメートルあるようです。
泉の入り口には可愛らしいクマちゃん。
もしやSteiff制かしら!?(Steiff=シュタイフ。ドイツ生まれの高級ぬいぐるみブランド。世界で初テディベアを作った会社)
さてお待ちかねのブラウトップフに到着しました!
この大規模な湧き水は、約22キロメートル先のウルムのドナウ川に流れ込むブラウ川の出発点。
そしてブラウトップフは通常毎秒2300リットル、最大毎秒32,000リットルの水を湧き出しているドイツ最大のカルスト泉のひとつなんですね~。
泉の入り口には人魚の像があります。
『Die Geschichte von der schönen Lau』というおとぎ話の人魚のがモデルだそうです。
また泉は昔底なしと思われており、それは水の深さを測るために沈めた測深器の鉛が人魚に隠されてしまって測れない、という迷信があったそうです。
現在はすでに測深されていますが、なんと最長で約22メートルもあるそうです。
Ann
さてと、メルヘンは置いておいて泉の周りを散策。
うーん、実際にメルヘンな世界に入り込んだように泉は美しいですね…。紅葉の時期もぜったいに綺麗だと思います。
なんとこの地下には10キロメートル以上つづく地底湖につながっていて、周辺には約21個の洞窟があるそうです。
そしてまだ地底湖の調査は続いているようで、終わりはまだ見つかっていないという何とも冒険心くすぐるお話。
以下のサイトで地底湖や洞窟の様子が見られます👇
凄い綺麗でびっくりしました。
こちらは本来ならブラウボイレン修道院の尖塔が写って素敵な撮影スポットになるはずが、現在は工事中のため、ちょっと残念な図。
水が恐ろしく綺麗。透き通っているのが分かりますよね。
この色が一番綺麗に青く見られた瞬間!
ブラウトップフのこの青は水に含まれる石灰粒子が太陽の光に浴びて、レイリー散乱を起こしていることから青く見えるそうです。
確かに太陽が出てきたときと、曇っているときとでは色が違いました。
なぜこの青色になるか科学的に証明できなかった時代は『誰かが青色のインクを泉に投げ込んだため』と言われていたそうです。
Ann
どんだけの量のインクを入れたらこうなるかしら。
でもこんだけ青いとそう思えてきますね~。
曇りだとそこまで綺麗に見られなかったので、天気が良い日に行けると一番良いと思います 💡
この日は行くまで小雨が降っていたり曇ってたりだったのですが、泉に着いたら太陽が数分出てきてラッキーでした✨
昔はこの泉の水量を利用した鍛冶屋があったそうです。
Ann
泉の周りにはカフェもあるので、ちょっとした食事やケーキも食べられます。
観光の休憩ポイントにも良いですね♪
あまりブラウボイレンに泊まる人はいないかもしれませんが、自分だったらここに泊まるかな~というホテルをご紹介します。
調べてみたホテルが『Hotel-Restaurant Ochsen』です。
まず立地がとてもいい。
ブラウボイレン旧市街の中心にあるので、観光するには便利。泉や修道院にも徒歩5分以内です。
小さい街で貴重な3つ星ホテル。朝食込みで結構コスパ良いと思います。
評判も良いですし。
詳細や予約について日本語の宿泊予約サイトだと『Booking.com』から予約できます。
- ウルム・・・約11分
- シュツットガルト・・・約1時間15分
- ミュンヘン・・・約1時間45分
- フランクフルト・・・約2時間40分
- デュッセルドルフ・・・約4時間5分
ウルムからは電車のたったの10分ちょっと。
上記の他都市からの行き方もウルム経由になるので、ICEを使えばほぼ1回の乗換になるしミュンヘンからも意外と近いです。
ジャーマンレイルパスならICEも乗り放題なので、一都市滞在とかならいらないけど、ある都市からあの都市まで~のようにドイツをあちこち旅行したいときは絶対おすすめですよ。
泉だけだと思っていたら、街は木組み街道の一部だし修道院も素敵で見どころ満載の街でした。
Ann
南ドイツを観光する際はぜひぜひ訪れてみてはいかがでしょうか♪
それでは(=゚ω゚)ノ