【ドイツの世界遺産】エッセンのツォルフェライン炭鉱業遺産群|世界で最も美しい炭鉱<画像80枚以上>

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Hallo!ドイツ旅行大好きAnn(@Ann01110628)です(=゚ω゚)ノ

 

私の住んでいるドイツ西部のノルトラインベストファーレン州には5つの世界遺産がありますが、その一つがエッセンにある『ツォルフェライン炭鉱業遺産群』です。

 

敷地内にあるバウハウス様式の第12採掘坑は『世界で最も美しい炭鉱』とも呼ばれました。

 

「炭鉱なのに美しいとはどういうことだ??」と思いますが、実際に訪れるとその意味が分かります。

ということで、本記事ではエッセンのツォルフェライン炭鉱業遺産群についてご紹介します💡

 

あまり日本では知られてない?人気ない?けれど、見どころ満載の観光スポットです!

 

ツォルフェライン炭鉱業遺産群とは?

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シンボルの第12炭鉱立坑櫓(たてこうやぐら)

ツォルフェアアイン炭鉱業遺産群は、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州エッセンにある産業遺産である。ヨーロッパ産業遺産の道のアンカーポイントの一つであり、2001年にはユネスコの世界遺産に登録された。

この施設群での炭鉱業は1847年に見られ始め、採炭は1851年から1986年12月23日まで行われた。1950年代後半からの数十年は、この施設群の二部門であるツォルフェアアイン炭鉱とツォルフェアアイン・コークス工場(1957年から1961年に建造され、1993年6月30日に閉鎖された)は、この種のものとしてはヨーロッパ最大のものであった。1932年に開かれたバウハウス様式の第12採掘坑 (Pit 12) は、建築上からも技術上からも傑作と呼べるものであり、「世界で最も美しい炭鉱」との評価を受けている

出典:ツォルフェアアイン炭鉱業遺産群 – Wikipedia

 

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幾何学的な素敵な建物

 

大胆にも「世界で最も美しい炭鉱」と呼ばれることがあります。 しかし、これは正当な評価といえるのです。フリッツ・シュップとマルティン・クレーマーは、1927年から1932年にかけて、特別な産業建築複合体を造り上げました。鉄骨と赤煉瓦を用いた、左右対称で幾何学的なファサードを備える、見事に調和の取れた建物は、今日の観点でも極めて美しいものです。

出典:エッセンのツォルフェライン炭鉱業遺産群

 

と、引用を用いて簡単な説明。

 

ツォルフェライン炭鉱は1986年に操業が停止し、現在は産業遺産として整備・公開されています。

敷地内はかなり広く、巨大な工業建築物や機械を見られるほか、レストラン・カフェ・ショップ・博物館などあって見どころ盛りだくさんなんですよ~。

線路の上を歩くのも楽しかったし、廃墟も見るのもなんかワクワクしてました 😳 

 

あとコンサートとかいろいろなイベントも行われています。

博物館など特別な場所以外、無料なのも良いですよね~♪

一つの大きい公園といった感じで遊歩道やサイクリングコースもあるので、市民の憩いの場でもあるようです。

 

観光ルート

エリアは3つに分かれている

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敷地内はA・B・Cエリアと大きく3つに分かれています。

 

あまり時間がない!という人だったらとりあえずAは見たいところ。

A・Bエリアだけなら徒歩でOKですが、敷地内を一周するとなると結構時間がかかるかも。サイクリングロードもあるので、自転車があると便利ですね~。

 

私が歩いたルート:最寄り駅からAエリア→Bエリアへ

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最寄り駅はトラム107の『ツォルフェライン』駅。

駅の目の前にすぐAエリアはあります。写真も駅から撮ったものです。

 

 

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ホームを降りればすぐ正面入り口にたどり着きます。

 

 

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これが正面。

シンボルの第12炭鉱の立坑櫓が本当にカッコいいですよね!

[note title=”MEMO”]入場無料です(ミュージアムなど一部の施設は有料)。[/note]

 

 

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入り口前には全体マップがあります。

この「i」インフォメーションマークには地図が入っているので、見学する前にもらっておくと便利です。敷地内にもいくつかあります。

 

 

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周り方なんて適当でいいのですが、私はまずB→A→C→Aみたいな感じで見学してみました。

まずここを右に曲がってBを目指します。

 

 

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珍しくこの日は天気が良くて、カフェではワインやビールを飲んでいる人がたくさん。羨ましい~ 😡 

 

 

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値段も結構お手頃。

 

 

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敷地内にはサイクリングコースがあります。ドイツの人は結構自転車乗りますよね🚴

 

 

Bエリア:第1・2・8採掘抗

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正面入り口から赤い点線通りの遊歩道を歩いてBエリアにやってきました。

 

 

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ダンスや演劇が行われるPACT Zollvereinの建物。

 

 

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当時利用されていた機材などが野外展示されています。

 

 

 

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これは掘るために使ったのかな?なんか兵器みたい。

 

 

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このあたりから階段を上ってAエリアまで行ける空中通路があります。

 

 

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歩道の横には線路があって、運搬に使われていた道です。

 

 

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BエリアからAエリアに近づいてきました。

うーん、立坑櫓はどの角度からも絵になる!

 

 

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ちょっとした空中散歩を楽しみながら、今まであまり見たことのない風景を体験。

 

 

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そこまで高くないけれど、下が透けているのでドキドキ。

スカートの人はやめておいた方が良いかもしれませんねw??

 

 

Aエリア:第12炭鉱

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Aエリアはカフェやレストラン、ショップ、博物館など商業施設がある、一番見どころが多いエリアです。

 

 

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炭鉱×22番… 😥 

 

 

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ちょっとした軽食も食べられるカフェ。

 

 

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個展室や画廊などもありました。

 

 

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立坑櫓の建物内を通り抜けて、振り向くとこんなにカッコいい姿が(語彙力)。

 

 

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シャルケさんを連想させますね~。(私はシャルケファンなので)。

 

 

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さてメイン施設にはエレベーターで向かいます。

 

 

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ビジターセンター、ルール博物館やショップ、カフェ、イベント会場などいろいろな施設が入っています。

 

 

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このエスカレーターがカッコいいんだな~。

 

 

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エスカレーターを上がったすぐのところにはカフェが。オシャレ~。

 

 

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建物内はとにかく内装がとても素敵です。ここでも当時の雰囲気を味わえます。

 

 

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こちらがショップ。

 

 

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炭鉱グッズがたくさん売っています。

 

 

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ルール博物館の入り口。

今回は時間がないのでパス… 😥 

 

 

 

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エスカレーターのデザインが本当に素敵。いたるところにデザインの良さを感じます。

 

 

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時間がなくて博物館に入れなくてもここは行っておいた方が良いですよ 💡 

 

 

Cエリア:コークス工場

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さてAエリアから遊歩道にそってCエリアのコークス工場へ行きました。

CエリアはAエリアの北側にあります。

 

 

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緑の中を進んで行くと…

 

 

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巨大な工場施設がバーンと出てきます。

 

 

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Cエリアのコークス工場です。

AやBエリアには多くの人がいるのですが、Cエリアは人が少なめでした。

でもCエリアは廃墟マニアにはとてもおすすめ…というか廃墟マニアじゃなくてもおすすめ。

 

 

 

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もう工場施設のスケールがでかすぎて驚きます 😯 

 

 

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遠くにはガイドツアーの人たちが見えました。

 

 

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うーん、なんて壮大なんだ…。

 

 

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小規模ながらこちらにもギャラリーやショップ、レストラン・カフェなどがありました。

 

 

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コークス炉を人生で初めて間近で見たかも。

このコークス工場は1993年までと割と最近まで操業されていたものです。

 

 

 

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水たまりに建物が映り、絵になるような一枚。素敵です。

まさか工場跡を見てこのような感情になるとは思いませんでした。

 

 

 

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こんな間近でコークス炉が見られます。大迫力です。

 

 

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コークス工場ではとてもいい写真が撮れました!写真好きの人にもおすすめのエリアかもしれません。

 

 

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CエリアからBエリアへの遊歩道。ちょっとした彫刻?がありました。

 

 

 

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廃墟の周りを歩ける遊歩道+サイクリングコース。

当時に使われていた窓ガラスがまだありますね。

 

 

 

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今は使われていないKokerei駅。

 

 

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子供が遊べる遊具もあって、子供が遊んでいます。

小さい子から中学生ぐらいの子もいたな~。

 

 

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ここからB→Aエリアに戻って一周完了です!

 

 

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この周囲の赤い線の遊歩道は総計3.5キロあるそうです…。いやー歩いたー(笑)。

ランニングしている人もいるので、運動不足の方はぜひ一周して運動しましょう( ̄ー ̄)

 

心残り

  • ガイドツアー
  • ルール博物館、レッド・ドット・デザイン・ミュージアム
  • ツォルフェライン・スクール ほか

日曜日に久しぶりに天気が良く、思い立って午後から行ったのであまり時間がないまま去ることになりました。

といっても2時間30分ぐらいは滞在してたんですけどね。(長い方?)

ガイドツアーの参加や博物館などにも行きたいので3回目また行くことになりそうです(笑)。

 

Ann

特にツォルフェライン・スクールは日本人の建築家ユニットSANAAが設計した建物は見たかった。プリツカー賞を獲得しているのに、なぜ見落とした…

 

ツォルフェライン炭鉱業遺産群への行き方(アクセス)

エッセン中央駅またはゲルゼンキルヒェン中央駅からトラムに乗る

最寄り駅:トラム107の『Zollverein』(ツォルフェライン)駅

さて行き方のおさらい!

 

最寄り駅はエッセン中央駅またはゲルゼンキルヒェン中央駅から出ているトラム107の『Zollverein』駅(ツォルフェライン駅)。※トラムはドイツ語でStraßenbahn

施設は駅の目の前にあるので迷うことはありません☺

注意
Sバーンの『Zollverein Nord Bahnhof』(ツォルフェライン北駅)からも行けますが徒歩で少し歩くので、普通に『Zollverein』駅が良いですよ。

 

VRRやDBの公式サイトで調べるときにZollvereinと入れると候補が3駅ぐらい出てくるかと思いまが、 『Zollverein』を選択すればOKです。

 

各駅からの所有時間や運賃・簡単な行き方

【エッセン中央駅から】

  • チケットA3片道2.90€・所有時間14分
  • トラム107(ゲルゼンキルヒェン中央駅行き)→ツォルフェライン駅

【ゲルゼンキルヒェン中央駅】

  • チケットA3片道2.90€・所有時間18分
  • トラム107(エッセン中央駅行き)→ツォルフェライン駅

【デュッセルドルフ中央駅】

  • チケットC片道12.80€・所有時間約1時間
  • REなどでエッセン中央駅へ→エッセン中央駅からトラム107→ツォルフェライン駅

デュッセルドルフから行く人は単純往復ならVRRのCエリアの一日券を買った方がお得だと思います。

エッセンやゲルキル中央駅から行く人も、単純往復で2人以上ならAエリアのチケットの一日券が安いです。

 

NRW州をその日移動するならNRW州の一日券もあります。(参照: ➡  ドイツNRW州一日乗り放題切符『Schoener Tag Ticket NRW』について~買い方や使い方も~

 

エッセン中央駅から行く場合の詳しい行き方

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エッセン中央駅の目の前に地下鉄Uバーンとトラムの乗り場の入り口があります。地下です。

 

 

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地下鉄とトラムの乗り場が一緒。
ホームはトラム107『GE-HBF・Zollverein』行きと書いてある1+3線ホームに下りてください。

 

 

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エッセン中央駅の地下鉄&トラム乗り場はこんな感じ。

 

 

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トラム107はホーム1番線でした。

この掲示板の見方は「後2分で来るよー」ということです。(説明いらないって?w)

 

 

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エッセン中央駅から10駅・約15分で「Zollverein」駅に到着です!

 

 見どころたくさんの産業遺産

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以上、世界で最も美しい炭鉱『エッセンのツォルフェライン炭鉱業遺産群』でした。

 

「世界遺産だとしても産業遺産なんて面白くないだろ」と思う人もいるかもしれませんが、時間をかけて周ると面白いんですよこれが。

私もパパッと見た1回目はそこまで興味がなかったんですよw

 

凄いと思ったんですが、もう1回でいいかな~なんて思ったり。でも今回再び行ってみてかなり面白かったんですよね。

知れば知るほど味があるスルメさんな感じです 💡 

 

機会があればぜひ行ってみてください!

シャルケやドルトムントなどサッカー観戦に来たかもぜひぜひ。

それでは(=゚ω゚)ノ

 

※各施設の営業時間などは公式サイトでご確認ください。

公式サイト:Öffnungszeiten und Preise – UNESCO-Welterbe Zollverein

 

炭坑跡のあるエッセンのクリスマスマーケット

【グルメが豊富】光り輝くエッセンのクリスマスマーケット2021